鉛筆でスプーンを簡単に仕上げる描き方を初心者の方へ丁寧に解説!
こんにちは、たくみです!
今回は金属の簡単な描写の仕方を
解説していきたいと思います。
(初級編)
こちらもリクエストの多いスプーンが
今回のお題になります。
金属というと描くのが難しいのでは?
と皆さん思われがちですが、今回
の講座では少しでも簡単に写実的な
スプーンが描けるように手順を
工夫しました。
初心者の方へも丁寧に解説しています
ので、じっくり取り組んで頂けたら
嬉しいです。
☆インスタへは色鉛筆画や水彩画、
鉛筆画も投稿しています。
よろしければこちらもご覧ください
インスタは こちら
お題 「スプーン」(初級編)
※ 一般的なスプーンをお題にしました
【 準備するもの 】

ケント紙(小さめ~B5)と鉛筆は
H、HBの2本があると使いやすい
と思いますが、筆圧の強弱でも仕上げる
ことはできますのでHBのみでも
特にかまいません。
その他シャープペンシル、消しゴム、
他にコピー用紙1枚(またはチラシ)、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー用紙
などを手の下に敷いて描きます
それでは
準備のできた方から始めましょう!
― 参考 ―【 スプーンの各部名称 】

解説にも登場するスプーンの
正式名称になります。すくう部分が
「つぼ」というのは面白いですね。
1 下書き

※ クリックすると拡大します
(画像はデッサンを終えてスッキリした
線ですが)ゆっくり丁寧にスプーンの
輪郭を描いていきましょう。
2 着色(下地)

※ 鉛筆画ではありますが、解説の便宜上
着色という表現をさせていただきます
スプーン全体を薄めに着色します(H)
ただし光源(左上からを想定)が当たる
スプーンの縁(ふち)などは塗り残します。

このように縁以外が着色されました。
3 つぼの描写(表面)

つぼの内側の陰影を描写します。
画像ではシャープペンシルですが鉛筆Hで
かまいません。(陰影の範囲は画像参照)
まず根元から始め、、、

中央部へ進み、、、

先端もカーブに気を付けながら、、、

光源の当たる下側は薄めに、、、

根元付近は濃い目に着色します。

このようにつぼの内側が描写されました。
4 つぼの描写(側面)

つぼの側面の陰影を描写します。
先端付近はこのように、、、

根元へ向かってこのように、、、

つぼの側面が仕上がりました。
5 柄(え)の描写

柄の中央部は比較的薄めにさらっと、、、

柄尻(えじり)付近は画像のように
装飾に沿って濃淡を表現します。

このように全体が描写されました。
6 スプーン自体の陰影

画像を参考に、
H鉛筆(またはシャープペンシル)で
スプーン自体の影を描写しましょう。
7 光沢

仕上げにペン型消しゴムで画像の箇所と、、

柄の根元付近を消しゴムの角で消して
光沢を表現します。

以上で完成です!
簡単な手順でスプーンが描写できました。

いかがでしたか。
金属的に仕上がったでしょうか。
途中、難しい描写もあったかと思います
が、基本的にはこのような濃淡の方法で
いいと思います。
ただ、金属の反射は光源の角度や環境に
よって大きく変化します。
今回はこのような陰影を描写しましたが、
身近にはたくさんの金属製品があります
ので、いろいろな陰影の描き方をぜひ
練習してみてくださいね。
【 参考イラスト 】
インスタへ投稿した作品になります⇩
【 お知らせ 】

