鉛筆でフクロウを簡単に描こう! フクロウのイラスト風の描き方を丁寧に解説!

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こんにちは、たくみです!
いつもご覧頂きありがとうございます!
絵の好きな皆さんでしたら
紙と鉛筆があればふと何かを
描いてみたくなると思います。
僕は近所を散歩していると風景を
描きたくなるので手帳やメモ帳は
いつも持参していますね。
もちろんスケッチ風にササッと
描いているだけなのですが、あとで
見返すと情景も思い出されて楽しい
時間にもなります。
絵の上達にスケッチやデッサンは
おすすめな作業ですね。
さて今回はそんなササッと描く感じで
縁起の良いと言われる「ふくろう」を
描いてみましょう。
※一般的に耳のような羽角(うかく)
のあるものはミミズク、ないものは
フクロウと呼ばれています
ただし同じフクロウ目フクロウ科の生物で、
今回のお題はミミズクになりますが、
表記の総称は「フクロウ」とさせて
頂きます、ご了承ください
ご存知の方も多いと思いますが、
ふくろうは「不苦労」や「福来郎」
などの縁起の良い当て字があります。
また、目や耳がよいので商売の目利きや
タイミングに優れ、商売繁盛のご利益も
期待される鳥なんですね。
今回は写実的というよりも
愛らしいゆるキャラのようなイラスト風
に仕上げる描き方を解説してみました。
デッサンの練習がてら、そして
動物をマンガ風に描いてみたい方、
ぜひ一緒に描いてみましょう。
― お題 ―「 フクロウ」

※ 今回は木彫りのフクロウをお題にしました
【 準備するもの 】
◇ケント紙(B5~A4)または画用紙
◇鉛筆はHと2B使用(メーカーは自由です)
⇩
※HBの鉛筆1本でもOKです
◇そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
ケント紙A4
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー用紙
などを手の下に敷いて描きます
それでは、
準備のできた方から始めましょう!
1 下書き(1)

下書きはHの鉛筆でシンプルに描きます。
※HBで描いてもかまいません
大きなドングリのような楕円形
を輪郭として描く感じですね。
少し左側へ傾いています。
(目安として縦が12cm、横幅が約10cmです)
2 下書き(2)

フクロウの顔の範囲の輪郭線を描きます。
画像のようにほっぺたのような
イメージで曲線を引きましょう。
次に、ミミズクの特徴でもある
耳のような飾り羽の羽角(うかく)
も描いていきます。
(下の画像参照)

このようになりました。
3 下書き(3)

目と嘴(くちばし)の輪郭線を
描いていきます。
形状はアレンジしてかまいません。
羽根の範囲もアバウトに線を
引いてみましょう(下画像参照)

このようになりました。
4 下書き(4)

ここで一度余分な線を消して
輪郭線を決めていきます。

木彫りのフクロウのイメージで
頭頂部に3本ほどスジを入れます。

お腹の範囲にも羽毛のイメージの
彫り跡の線を引きます。
交互に菱形を描いていきます。

脚は二本ずつ爪を描きましょう。
※実際のフクロウも前後に二本ずつ
カギ爪があり、枝や獲物を掴みやすい
形状になっています

このように下書きが描写されました。
5 輪郭線の仕上げ

2Bで輪郭を強調しながら仕上げます。
※HBでもかまいません

羽根の段差も表現して立体感を出します。

お腹の菱形も膨らみをイメージして
曲線を仕上げていきます。

このように輪郭線が強調されました。
6 薄めの着色
ここからは薄めの陰影を描き込みます。
(後ほど仕上げの着色をする際の目安に
なるような薄めの陰影です)
左上(30度ほどをイメージ)からの
光源(日差しなど)を想定して
陰を着色していきましょう。

画像のように、Hの鉛筆で羽角の
陰の範囲を薄めに着色します。
※HBで薄めに着色してもかまいません

次に両目の間に陰を着色します。
(画像参照)

そして目の光沢の範囲も線を
引きましょう。
※形状はアレンジしてOKです
目安としての薄めの陰影はこれだけで
十分かと思います。
いよいよ次から仕上げの着色です。
7 着色
ここからは仕上げの着色になります。
着色と言っても鉛筆画ですので
濃淡の描写という作業ですね。

羽角の陰を仕上げます。
6で薄めに着色した陰影を目安に
上から2B(HBでもかまいません)で
多少濃い目に着色していきます。

続いて右側の羽角の範囲の陰を
着色していきます(画像参照)

目は光沢の範囲を残して着色します。

顔の下側とクチバシの凹凸を
イメージしながら陰の範囲を着色します。

お腹の羽毛の凹凸も木彫りの雰囲気
をイメージして、主に右側に陰を
着色していきます。

羽根の凹凸にも影を着色して
立体感を高めます。

脚にかかる身体の影も描写
していきます(画像参照)

光源の角度や方向に気を付けながら
フクロウの身体の陰の範囲を丁寧に
着色しましょう。

このようにフクロウの陰影が描写
されました。
ここで完成でもOKですが、木彫りの
フクロウということで台座の切り株も
セットで描写するとさらに雰囲気が
出てきますので描写をお勧め致します。
(※描かなくても問題ありません)
引き続き描かれる方はこちら
⇩⇩⇩
8 台座(切り株)の描写
木彫りのフクロウは1本の幹から
台座まで彫られる作品や、本体と台座を
別々に彫られる作品もあります。
(今回のお題では後から台座を
取り付ける木彫りのフクロウを
イメージして解説しています)

画像のように、フクロウ本体の幅で
台座(切り株)の輪郭線を引きます。
楕円形は難しいですが、ゆっくり
形状を描き入れていきましょう。

このように台座の下書きができました。
切れ目はなくてもかまいません。

脚の接地面に陰影を着色します。
(画像参照)

側面にも陰を着色しましょう。

このように陰影が描写されました。

こちらも任意ですが、切り株断面に
年輪をいくつか描き入れると木材の
雰囲気が簡単に表現できます。

仕上げに、外側の表皮へも不規則に
スジを入れてみましょう。

木彫りのフクロウ(ミミズク)の完成です!
お疲れ様でした。
いかがでしたか、
ゆるキャラ風のフクロウが
仕上がったでしょうか?
今回は鉛筆画の初心者の方も無理なく
仕上げられるように段階的に
解説していきました。
最初は物体の輪郭のデッサンや
着色時の鉛筆の筆圧の加減が難しい
と思いますが、なれてくると
思い通りの描写や濃淡ができていくと
思いますので、いろいろな題材を
ぜひ気軽に楽しく表現してくださいね!
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