月夜に浮かび上がる夜桜を描こう!
☆ 詳しくはこちら
こんにちは、たくみです!
今回はメールでリクエストいただいた
お題の中からピックアップしました。
珍しいお題でもあり、今回は「夜桜」
の描き方を解説したいと思います。
しかも、「幻想的な感じの夜桜」という
ことでしたので、月夜に浮かび上がる桜を
イメージして仕上げていきましょう。
桜といえば春の日中の華やかな姿を
イメージしますが、たしかに夜桜も
綺麗ですね。 各観光地では見事に
ライトアップされていて人気です。
そうした夜桜はあまり絵画として
目にすることはないのかも。
今回のご提案でハッとさせられました。
僕も夜桜を題材にするのは初めてで
ワクワクしますし、皆さんと一緒に
作品を完成していくつもりで
解説させていただきますね。
<関連講座>
☆「色鉛筆で桜を描こう」は こちら
今回は夜桜ということで、背景を真っ暗に
仕上げてメインの桜を浮かび上がらせる
感じにしようと思います。
背景は黒色を塗って夜を表現してもいい
のですが、以前100円ショップで
購入していた黒紙を思い出して
今回の題材にちょうどいいかな、
とも思いましたので、準備するものは
色鉛筆と黒い紙になります。
通常の白い画用紙に
黒く背景を塗ってもいいのですが、
意外に真っ黒に塗るのは難しく、
ムラもでき易かったりもします。
もしよろしければ、今回お近くの100円
ショップでの購入がいいと思います。
(僕が購入した黒紙はB4サイズで0.5mmの
厚紙3枚入りです。画用紙ではなく厚紙という
分類です。練習用としておすすめです)
それでは
準備のできた方から始めましょう!
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー
用紙などを手の下に敷いて描きましょう
1 下書き
※ 表示のナンバーは
プリズマカラーを使用時の番号です
使用する色鉛筆は自由ですので、
同じ色合いで描いていってくださいね。
画像では講座用に強めに白色で下書きを
しましたが、デッサンのように薄く輪郭線
を描いてかまいません。
(薄い線は消しゴムで消せます)
2 白で塗りつぶし

コツとしては強めの筆圧で塗ります。
・・芯が折れない程度に(汗)

全体はこのような感じになりました。
3 花びら(陰影の着色)

薄紫色(956)を花びらの左側に
着色します。
画像ではわかりづらいですが、
暗闇の中でも色彩の陰影が多少あり
ますので変化をつける感じで塗ります。
4 花びら(中央の着色)

中央部を黄緑色(989)に塗り、付近を
薄紫色(956)に着色しましょう。
5 花びら(中央の着色②)

次に4で着色した薄紫色の少し内側を
紫色(1008)で塗ります。
紫の濃淡を重ねることで奥行き、
そして立体感が出てきます。
6 雄しべ①

雄しべの花糸を数本ずつ描き入れます。
(油性色鉛筆は上から色が乗りづらい
のですが、明度の弱い夜桜では
ほどよくぼやけてよい感じになります)
7 雄しべ②

雄しべの先端を朱色で描き入れます。
(922)
こちらも、ほどよくぼやけた感じで。
8 枝とつぼみ(着色)

枝とつぼみを茶色(PC‐945)で
強めに着色します。
最後に枝の下側にこげ茶色(946)で
陰影を塗り、仕上げましょう。
【 参考 ・ブレンダー 】
また、今回は使用しませんでしたが
色合いをぼかしたりなじませる方法
として、ブレンダーを使うことも
おすすめします。
なじませたい範囲をなぞったりする
ことで適度なグラデーションやぼかしを
表現できますので、興味のある方は
こちらをご参照ください。
☆ブレンダー(サンフォード社)
月夜に浮かぶ夜桜が完成しました!
(上記のブレンダーでなじませると
さらに自然な色合いになります)
今回は「夜桜」の風情がテーマですので、
リアルさは重要ではありません、
幻想的な雰囲気が大切ですよ~!
アレンジとして、散った花びらを
1~2枚余白に描いても、
よりいっそう風情が出ると思います。
※ 保存のため、作品にフィキサチーフ
(定着剤)を吹きかけましょう
使用方法は こちら
さらに、リアルな色鉛筆画として
バラの詳しい描き方を
習得してみたい方へ
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