水彩絵の具で紫陽花を描こう! マスキングの効果的な使用方法を解説!

アジサイを簡単に描こう! マスキングを使用して美しいアジサイを簡単に描写する方法

 

 

こんにちは、たくみです!

今回はリクエストでも頂いていました
マスキングを使用する描写方法を
解説していきたいと思います。

人気の紫陽花をお題にしながら
マスキングを効果的に使って
作品を仕上げていきます。

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鉛筆画も投稿しています。
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ところで、、

 マスキングってなんですか? 

と??な方もいらっしゃると思います。

そうですよね、まずは水彩画で
使う場合のマスキング
の説明をしたいと思います。

マスキングは主に水彩画で使われる
技法?と言いますか、ここ十数年で
広く使われ始めたテクニックかな、と
思っています。
簡単に説明しますと、塗りたくない
場所を隠して後から塗りやすくする、
ということなんですね。

つまり今回のお題では紫陽花の花を
後から塗りたいのでマスキングをして
葉の部分を先に塗る、という時に花の
輪郭を気にせず着色できるということ
なんですね。

とは言っても、
文章だとなかなか伝えづらいので(汗)
早速お題を着色しながら解説して
いきたいと思います。

 

準備するもの
   水彩紙F4サイズ(今回はウォーターフォードのブロック紙を使用しました)
   ・透明水彩絵の具(お持ちの絵の具でかまいません)
   ・ナイロン筆(細筆、中筆、平筆)
   ・パレット
   ・水入れ(2口以上ある水入れ)
   ・マスキングインク(ホルベイン社製)
小皿
ラバークリーナー(または消しゴム)
   カッター(完成後にブロックから切り離す際に使用、定規でも可)

※ブロック紙は何枚も糊付けされた
状態で売られている水彩画紙で、
少量の水で描写する場合に水張り
をせず使用できる画紙です

ブロック紙ではなく水彩画紙を水張りして
描いてももちろんOKです。
初めて水張りする方はこちらの水張りの
仕方をご参照ください。

水張り(平張り)の仕方

完成後の作品の剥がし方

 

 

    ― お願い ―   ※ 掲載するすべてのイラストの無断使用・転載はご遠慮ください

 

 

【 お題 紫陽花 】

今回は葉の描写をメインに
マスキングの使用方法をご紹介します

 

 

1 下書き 

※クリックすると拡大します

画像のように下書きをします。
今回は葉の描写がメインのため
葉の数を多くしました。

 

 

2 準備(マスキングインク)

マスキングインクの準備をします。

原液は粘着力が強いので、
インク:水 を約 6:4
の割合で小皿に水で薄めておきます。
(今回はホルベインのマスキングインクを
使用していますが、メーカーにより濃度が
若干異なります、その場合には段階的に
薄めて
試し塗りをしましょう)

また、水入れ(2口以上)には水を入れて
おきますが、そのうちのひとつには
中性洗剤を数滴入れてマスキングで
使用した筆洗い用に準備しましょう。
(マスキングは固まりやすいので、
使用2分毎に筆を洗います)

 

 

3 マスキング(花)

紫陽花の花びら2輪をマスキングします。

マスキングした後はで準備した
専用の水で筆をすすぎます。
(毛先にゴムの塊が付着した場合は
ティッシュなどで取り除きます)

 

このように2輪をマスキングしました。

 

 

4 葉の着色①

の乾燥後、
平筆で全体に水を塗り広げます。

濡れている状態で、
黄緑色とビリジアンを少し混合して
全体に薄めに着色します。

左上からの日差しを想定して、
塗るというより色を落としていく
イメージで下地色を着色しましょう。

画像が少し暗いですが、
このように下地色が着色されました。
(ムラが出てOKです)

 

 

5 マスキング(葉)

の乾燥後、葉を一枚一枚
マスキングをします。
(画像の筆先にも塊が付着していますね。
2分を目安、または筆先に塊が付着

したら、その都度筆を洗いましょう)

 

少し見づらいですが、
全体の葉にマスキングができました。

 

 

6 陰の範囲の着色

の乾燥後、
紺色と黄土色を混色した濃い目の
緑色(オリーブグリーン)を
陰となる範囲に着色します。
マスキングをしていますので、はみ出し
など気にせずに広範囲を着色しましょう。

 

このように陰の範囲を着色できました。

 

 

7 マスキングのはがし

の乾燥待ちの間にラバークリーナー
をハサミでカットします。
画像のサイズのように手でつまめる
大きさに切りましょう。

※画材店や通販で購入できます、また
お持ちの消しゴムでも代用可能ですが
消しゴムが割れたりすることもあります

ラバークリーナーをこする感じで
マスキングの膜が取れていきます。

マスキングが取れ下地の色が現れました。
ご覧のように、紙質によっては
色彩が薄くなることがあります。

 

 

8 葉の着色②

葉に着色をしますが、同じ色を塗る
というよりは微妙に色合いが異なる
緑色を着色するとより自然な葉の
重なりが表現できます。

< リーフグリーンの例 >
・黄緑色とビリジアンの混合色
・青色と黄色の混合色
・青色と黄土色の混合色 など

 

微妙に色合いを変えて着色していきます。

 

異なる葉の色が着色されました。

 

 

9 葉の陰影

紺色と黄土色のオリーブグリーンを
作り、それぞれの葉の陰を着色します。
(着色箇所は下の画像参照)

このように葉に立体感ができました。

 

 

10 葉脈の描写

葉の仕上げに葉脈をところどころ
描き入れていきます。
(オリーブグリーン)

このように葉の描写が完成しました。

 

 

11 紫陽花の着色①

右側の紫陽花を着色していきます。

青色と白を混合し、薄めの青色で
紫陽花の花びらをイメージしながら
輪郭を淡く描き入れます。

このように輪郭が表現されました。

 

 

12 紫陽花の着色③

次に、11と同じ薄めの青色を
丸筆(中)でところどころ塗り
残しながら着色します。

 

このように陰影の下地ができました。

 

 

13 紫陽花の着色③

仕上げに、12の陰の範囲に不規則に
青色を着色し陰影を強調します。
(下の画像参照)

このように陰影が強調され、
立体的に描写されました。

同様の手順で左側の紫陽花も着色
してみましょう。
お題では赤色の紫陽花を描写して
いますが、13と同じ青色で表現
してもかまいません。

 

 

以上でマスキングを使用して
紫陽花が完成しました。

 

いかがでしたでしょうか、
美しい紫陽花が仕上がったでしょうか。

今回はマスキングを使用して効率的な
描写の手順を解説しました。
マスキングを使用することで、花など
の輪郭へのはみ出しを気にすること
なく着色ができ、はっきりと表現
したい主役(ここでは花)をすっきりと
描写しやすくなりますね。

工夫次第でいろいろな場面で活用
できるマスキング。
皆さんも楽しく使用して美しい
作品をたくさん仕上げて下さいね。

 

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