図画や工作で使える楕円形の描き方を丁寧に解説します!
こんにちは、
画家のたくみです!
いろいろな絵を描いていて意外に難しい
と感じるひとつに楕円形があります。
例えば楕円形は缶詰や丸い食器など
ふだん生活する中に実は溢れています。
缶詰や丸い食器が楕円形??
はい、
真上から見る缶詰そのものは円形
なのですが、実際の人間の眼の角度から
缶詰を見た場合には円形ではなく楕円形
に写るため、風景画や静物画を描く場合
にはどうしても避けて通れない造形に
なるんですね💦
そんな楕円形、
実際に描いたことがある方
はお気付きかと思いますが、
実に難しい のです(汗)
とはいえ小さめのデッサンであれば
特に問題ないのですが、大きめに描く
場合には歪みやすく慎重で時間のかかる
作業になるでしょう。
ただ、設計図や建築パースなどのように
ミリ単位で正確に描く場合以外は
ある程度の楕円形で問題ないと思います。
僕も大抵はフリーハンドで仕上げて
いますし、インスタへ投稿している作品
も手描きで歪みはあります(汗)
◇ たくみのインスタグラム
絵が上手になりたいという目的の方は
手描きで楕円を描く方が練習になりますが
DIYや工作など一時的に楕円形を必要と
する場合の描き方を今回はご紹介したい
と思います。
これは学生の頃に理系の友人から
教えられた描き方で、今でも重宝する
描き方になっています。
ひとつの簡易的な方法として
ご覧いただけたら幸いです。
【 準備するもの 】
・鉛筆またはペン類
・糸(伸びないミシン糸など)
・押しピンや画びょう2個
・定規
※ 繰り返しになりますが、ピンを使用します
ので絵画用の描き方ではございません
1
まず最初に描きたい(必要な)楕円形
のサイズを決めておきます。
ここでは縦5cm、横10cmの楕円形の
描き方をご説明します。
このようにそれぞれの線を真ん中で交差
するように線を引きます。
2
次に、画像のように縦線の上の点から
5cm(横線の半分)で横線に交わる
両側のポイントに印をつけましょう。
3
その印のポイントにピン(画びょうなど)
を外れないように刺します。
解説上4つの点をA~Dにしました。
AとDは横の長さの両端で、
BとCは2で印をつけたポイントです。
(ピンを刺した点)
4
線を引くための糸を作ります。
AからC(またはBからD)の長さの
糸を結びましょう。
(画像のように輪に結んで
引っ張った時の直線の長さです)
※ここは正確に
5
糸の輪をピンにかけて、張った状態で
鉛筆(またはペン)でゆっくり丁寧に
ぐるっと線を引いていきます。
この時ペンは垂直のままです。
画像のように縦のポイントから引くと
目印になります。
糸を張ったままペンを垂直にして
ぐるっと一周させましょう。
以上で(ほぼ)楕円形の出来上がりです!
このように楕円形は描けますが、
ご覧のようにピンの穴が開いてしまう
ため、絵画にはおすすめしません。
工作やDIYなどで活用できます。
いかがでしたか。
希望サイズの楕円形が描けた
でしょうか?
楕円形は意外に描きにくい図形です。
今回の描き方をぜひご参考下さい。
たくみ