色鉛筆で梅の花を描こう!華やかな八重唐梅の描き方を丁寧に解説!
こんにちは、たくみです!
春には桜、夏にはひまわり、など日本には
四季それぞれに鮮やかな花々が咲きます。
僕も桜はもちろん好きですが、厳しい冬
から春にかけて咲く梅の花も好きなんです。
梅は桜よりも早めに開花するところが多い
のですが、地域によっては梅と桜の豪華な
共演も見られ楽しませてくれますね。
今回はそんな日本人に古来からなじみ深い
梅の花を色鉛筆で描いていきましょう。
初心者の方へも丁寧に解説していますので
ぜひ楽しく参加してくださいね。
☆インスタへは色鉛筆画や水彩画など
投稿しています。
よろしければこちらもご覧ください
インスタは こちら
― お題 ―「梅の花」
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/お題 梅の花-2.jpg)
今回は淡いピンク色が人気の八重唐梅
(やえとうばい)をお題にしました。
【 準備するもの 】
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_1244-2.jpg)
画像にあるケント紙(B5~A4)と
色鉛筆(メーカーは自由です)、
他に鉛筆、消しゴム、
鉄筆(細筆の柄でも代用できます)、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ 今回使用した色鉛筆はプリズマカラー
(現カリスマカラー)ですが、
お手持ちの色鉛筆でかまいません。
似た配色で着色してくださいね!
※ 解説中のナンバー(例:921)は
プリズマカラーを使用する際のものです
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー用紙
などを手の下に敷いて描いてくださいね
それでは
準備のできた方から始めましょう!
1 下書き
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3497-2.jpg)
※クリックすると拡大します
☆解説の便宜上、
下記のように表記しました
2 雄しべの描写
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3499-2.jpg)
雄しべは細く白いので、あらかじめ
鉄筆や細筆の柄で強めに線を入れて
ケント紙に跡をつけます。
(インクの切れたボールペンでも代用OK)
A~Cの花弁の雄しべの表現は下の画像を
参考にして描き入れてくださいね。
(見やすいように着色後の画像を使用)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3526-3.jpg)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3526-5.jpg)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3526-4.jpg)
A~Cそれぞれの雄しべの線を引くと
以下のようになります⇩
少し見づらいですが、雄しべの部分に
線が引かれました。
3 着色(Aの下地)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3504-2.jpg)
ピンク色(929)を花弁全体に塗ります。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3505-2.jpg)
このように下地が塗られました。
4 着色(Aの陰影)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3507-2.jpg)
陰影を紫色(994)で着色します。
左上からの日差しを想定しましょう。
(着色の範囲は下画像を参照)
このようにAの花弁が仕上がりました。
5 着色(Bの下地)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/☆梅の花B.jpg)
A同様にピンク色(929)で花弁全体を
着色します。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3512-2.jpg)
このように下地が塗られました。
次に、同じピンク色で淡い陰影を着色
していきましょう。
これはBの花弁が正面を向いているため
光源側と陰側との間となり陰影に変化を
つけるための工程になります。
(Aは陰側を向いている構図)
花びら一枚一枚の中心から徐々に薄めに
塗るイメージで着色しましょう。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3514-2.jpg)
このように中間の陰影が表現できました。
6 着色(Bの陰影)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3517-3.jpg)
5で着色した中間の陰影の上から
紫色(994)を着色します。
※5の範囲より中心側になります
(着色の範囲は下画像を参照)
このように陰影に変化がつけられました。
7 着色(Cの下地)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3521-2.jpg)
Cの下地もピンク色(929)で着色
します。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/☆梅の花C.jpg)
このように下地が塗られました。
次に、B同様に中間の陰影を描写
します。同じピンク色で淡い陰影を
着色しましょう。
(着色範囲は下画像を参照)
このように淡い陰影が着色されました。
8 着色(Cの陰影)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3525-3.jpg)
7で着色した中間の陰影の上から
紫色(994)で陰影の仕上げをします。
※7の範囲より中心側になります
(着色の範囲は下画像を参照)
このように花弁の陰影が完成しました。
9 着色(つぼみの下地)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3527-2.jpg)
ピンク色(929)でつぼみの下地を
着色します(3か所)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3528-2.jpg)
つぼみの下地が塗られました。
10 着色(つぼみの陰影)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3532-2.jpg)
つぼみのガクを濃い紫色(995)で
着色し、つぼみ本体は紫色(994)で
陰影を描写しましょう。
このようにつぼみが表現されました。
11 着色(枝の下地)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3534-2.jpg)
黄土色(941)で枝全体を着色します。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3535-3.jpg)
枝の下地が塗られました。
12 着色(枝の陰影)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3536-2.jpg)
枝の陰影をこげ茶色(946)で着色します。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3537-2.jpg)
画像のように陰影とともに枝の表皮の
凹凸をイメージしてまばらに皮の繊維を
描き入れるとリアルになりますね。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3539-2.jpg)
Cの花弁の影にも陰影を着色しましょう。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3540-2.jpg)
このように枝の陰影が表現されました。
13 着色(葯)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3541-2.jpg)
最後に、花粉のある葯(やく)を
黄色(942)で着色して仕上げます。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_3542-21.jpg)
以上で淡いピンクの梅の花(八重唐梅)
が完成しました。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2023/10/◎表示イラスト999-標準.png)
いかがでしたでしょうか。
今回は雄しべの部分で少し変わった
技法が出てきましたが、色鉛筆画
では細かい描写をする場合に使用
されるテクニックになります。
今回の描写手順でぜひオリジナルの
絵手紙を作成してご家族やご友人に
送ってみてくださいね。
☆ お知らせ ☆
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/12/講座紹介 オレンジのバラ.png)
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