(中級編)色鉛筆で果物をリアルに描こう!➆‐スイカ スイカの描き方をポイント解説!
こんにちは、たくみです!
夏になると食べたくなる果物はいくつか
ありますが、食卓や縁側で食べるスイカ🍉
は夏のデザートの定番ですね!
暑中お見舞いや絵手紙にもよく描かれる
人気のスイカですが、実際に描こうと
すると意外に難しいものです。
そこで今回はそんな夏のデザートの
スイカの描き方をポイント解説でご紹介
したいと思います。
手描きの暑中見舞いや絵手紙の
挿し絵に描いてみたい方、
色鉛筆画を始めたい方など参考に
していただけたら嬉しいです。
今回のお題は夏の定番 スイカ の
描き方解説(中級編)となります!
・・中級編とは・・
⇩
完成までのフル解説ですが、中級編では
・・すでに完成したお題を、いくつかの
ポイントに分けながら解説していく
スタイル となります
イラスト初心者の方もぜひ参加して
いただいて画力の向上の参考にして
いただけたら幸いです!
【 準備するもの 】
画像にあるケント紙(B5~A4)
参考:ケント紙(A4)
色鉛筆(メーカーは自由です)
参考:プリズマカラー
下書き用の鉛筆、ペン型消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー
用紙などを手の下に敷いて描きます
それでは
準備のできた方から始めましょう!
【 解説の概要図 】
ついて解説していきましょう!
A 皮の表現
夏の日差しを浴びて光る皮を
表現しています。
まず下地に黄緑色を塗ります。
(光沢部分は徐々に薄く塗り残す感じに)
次に緑色を右側の陰影に合わせながら
塗り、さらに暗い部分は深緑色を
濃い目に重ねて塗っていきます。
このグラデーションの範囲は完成画像を
参考に濃淡を表現していってくださいね。
続いて模様ですが、
まず全体を濃紺で着色します。
(光沢の境い目は徐々に塗り残します)
そして、陰影が濃くなる右側の範囲を
徐々に黒色で着色して仕上げましょう。
B 水滴の表現
Aで皮の表現が完成したあと、水滴を描写
する箇所(画像参照)をペン型消しゴムで
丸または楕円に消していきます。
消した跡に
皮の色に合わせた色で水滴内部
を薄めに、そして水滴の陰影部分(下側)
を濃い目に着色します。
この時、塗り残した部分を水滴の光沢
(反射)としてもかまいませんし、
仕上げに白の鉛筆で着色して光沢を表現
してもかまいません。
< 光沢の表現の応用として >
◆鉄筆やポスカを使用する
鉄筆(てっぴつ)を使用して
デボス加工をする方法もあります。
あらかじめ光沢の部分を鉄筆で跡を
つけることで白抜きする技法です。
また、
ポスカ(三菱)の白色で光沢部分を
着色する簡単な方法もありますが、
今回は消しゴムで消した紙色、または
白の色鉛筆で着色して表現する基本的
な描写方法で解説しています。
C 果肉の表現
画像のように左上からの太陽光が当たる
部分は薄めに、右側の陰の範囲は濃い目に
赤色を着色します。
(種の部分は塗り残します)
光沢部分は複雑な形状となります、
下書きの段階で細かく塗り残す範囲を
決めて、果肉を塗る際に丁寧に白く
塗り残し、仕上げに白の色鉛筆
を着色して光沢を表現します。
(塗り残すだけでもOKです)
参考:鉄筆であらかじめ光沢の範囲に
跡をつけておくのも効率的です
細かい作業になりますが、光沢の
大切な表現になりますので丁寧に
じっくりと仕上げていきましょう。
D 種の表現
Cで塗り残した部分に種を描写します。
こげ茶色で下地を塗り、紫色で薄めに
重ねると種の色合いが表現できます。
光沢はCの果肉同様の手順で
丁寧に仕上げましょう。
E 陰影の表現
最後に、カットしたスイカの皮の部分と
陰影を仕上げます。
表面の皮はA同様に黄緑と深緑色で表現し、
断面の部分は画像のように外側から
深緑色(1mmほど)→ 黄緑色(数mmほど)
を着色します。
スイカの影は日差しの方向に気を付け
ながら黒色、または鉛筆(2Bなど)
で着色しましょう。
以上で
夏の主役スイカ🍉が完成しました!
いかがでしたか、美味しそうな
スイカが完成したでしょうか?
絵手紙でもっとシンプルに描く場合
には光沢や水滴は省略しても
かまわないと思います。