色鉛筆で動物をリアルに描こう!①‐カワセミ カワセミの描き方を解説!
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2023/10/◎表示イラスト999-標準.png)
こんにちは、たくみです!
僕の知人で三度の飯より
釣りが好きな方がいます!
たしかに好きなことは集中して時が経つ
のも忘れることってありますよね。
まさにそんな感じの知人ですが、
魚が好きなことはもちろん、
渓流や水辺にやってくる野鳥も
好きだそうでよく写真を見せて
くれたりします。
僕はあまり野鳥に詳しくはないのですが
何枚も写真を見せられるうちに
「こんな綺麗な野鳥もいるのかぁ」
と驚いたのが カワセミ なんです。
カワセミは水辺でよく見られる野鳥で、
漢字では「翡翠」(ひすい)と
書くように、鮮やかな青と緑(?)が
印象的な人気の小鳥。
「飛ぶ宝石」と呼ばれることも
あり納得です。
そういえば水辺で写生している時に
見たことがありました・・(汗
今回その知人の依頼もあり、色鉛筆で
カワセミを描いていきたいと思います。
下書きから丁寧に解説していきますので、
野鳥好きの方や動物が好きな方など
ぜひ一緒に楽しく描いて
いただけたら嬉しいです。
◆関連講座「ルリビタキを描こう!」
※詳細は画像をクリック!
― お題 ―「 カワセミ 」
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/カワセミお題-1.jpg)
☆ 使用した色鉛筆はカリスマカラー
(旧プリズマカラー)ですが、
お持ちの色鉛筆でかまいません。
似た配色で着色してくださいね!
※ 解説中のナンバー(例:921)は
プリズマカラーを使用する際のものです
【 準備するもの 】
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_1244-2.jpg)
画像にあるケント紙(B5~A4)と
色鉛筆(メーカーは自由です)、
下書き用の鉛筆、消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー用紙
などを手の下に敷いて描いてくださいね
それでは
準備のできた方から始めましょう!
1 下書き
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_4281-2.jpg)
画像のようにカワセミと枝の輪郭
を描きましょう。
※クリックすると拡大します
2 嘴(くちばし)の着色
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1528-2-1-300x246-1.jpg)
くちばしの上側を水色(903)で、
下側を濃紺色(901)で着色します。
下の画像のように光沢を塗り残す
ように濃い目に着色しましょう。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1529-3-1.jpg)
このようになりました。
3 目の着色
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1530-3-1.jpg)
目を 濃紺色(901)で着色します。
瞳の反射(光沢)も同様に
塗り残しましょう。
4 頭部の着色①
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1531-3-1.jpg)
頭部と頬の下地として水色(903)
を塗り広げます。
5 頭部の着色②
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1532-3-1.jpg)
画像の位置に
オレンジ色(921)を着色します。
(毛先の表現もします)
6 頭部(毛並み)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1533-3-1.jpg)
頭部と頬の毛並みを濃紺色 (901)
で表現しましょう。
(カワセミの特徴的な毛並みの模様)
7 頭部の陰影(仕上げ)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1534-2-1.jpg)
頭部の仕上げに 黒色(935)で
陰を描写しましょう。
(くちばし、目元、各体毛)
8 羽の着色
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1535-3-1.jpg)
羽の形状を大まかに表現しながら
水色(903)で着色をします。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1536-3-1.jpg)
このような感じになりました。
9 羽の着色(陰影)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1537-3-1.jpg)
8の下側を中心に
陰を 濃紺色(901)で着色します。
10 羽の着色(背中)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1538-3-1.jpg)
同様に、
濃紺色(901)で背中側の羽の形状と
尾羽の陰影をそれぞれ描写しましょう。
11 羽の着色(模様)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1539-2-1.jpg)
カワセミの特徴でもある緑色の色合いを
ほぼ全体に重ねていきます(992)
背中側は薄めに塗り重ねましょう。
エメラルドグリーンのような配色が
ぴったりだと思います。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1540-2-1.jpg)
このような感じになりました。
(残念ながら画像では鮮やかな緑が
あまり反映されにくいようです)
12 お腹の着色①
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1541-3-1.jpg)
正面側の体毛の下地を
黄色(1002)で塗り広げます。
13 お腹の着色②
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1542-3-1.jpg)
さらにオレンジ色(921)で
毛並みを表現しながら着色します。
14 お腹の着色③
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1543-3-1.jpg)
仕上げに、こげ茶色(946)で
画像のように陰影を描写しましょう。
15 足の着色
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1544-3-300x216-1.jpg)
足の輪郭線と着色は
朱色(922)で着色し、仕上げに
オレンジ色(921)で足に少しかかる
ように体毛を描き入れましょう。
16 全体の陰影(頭部以外)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1545-3-1.jpg)
羽の陰影の仕上げは
濃紺色 (901)で、足の陰影は
黒色(935)で描き入れましょう。
(画像参照)
17 枝の着色①
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1546-3-1.jpg)
枝の下地に茶色(941)を
薄めに塗り広げます。
18 枝の着色②
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1547-3-1.jpg)
枝の節や表面の質感を
同じ茶色(941)で
少し濃い目に描き入れます。
19 枝の着色③
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_1548-4-1.jpg)
最後に、
枝の陰影をこげ茶色(946)⇧と、
黒色(935)⇩で描写して完成です!
カワセミ(翡翠)が完成しました!
いかがでしたでしょうか。
鮮やかな色合いの
カワセミが仕上がったでしょうか?
一般的にリアル(写実的)に描くことは
難しいと思われがちですが、
今回の講座のように手順を決めて丁寧に
取り組むことで意外にスムーズに
仕上げることができると思います。
・完成した作品は皆さんひとりひとりの
大切なオリジナル作品です!
お部屋に飾ったり、絵手紙などにして
親しい方へ送ったりいろいろと
楽しくご活用ください。
お知らせ
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2021/01/講座紹介 ルリビタキ.png)
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