色鉛筆でメジロを描こう! メジロの描き方を初心者の方へ丁寧に解説!

色鉛筆で動物をリアルに描こう!④‐メジロ  メジロの描き方を解説!


 

 

 

 

こんにちは、たくみです!

厳しい寒さの冬が過ぎて訪れる春は
誰もが待ち望む季節ですね。

そんな春の足音を感じる風景のひとつに
梅や桜の木にとまるメジロの姿。

大きさなどからウグイスとよく間違われる
ことも多いメジロ 💦
実は多くの方がイメージする黄緑色の
野鳥がメジロなんですね。名前の由来
でもある目の周りの白い模様でウグイス
と判別することができます。

今回は希望の春を告げるメジロを
色鉛筆で表現していきましょう。

初心者の方へもわかりやすく解説。
小鳥や動物の好きな方色鉛筆画を始めて
みたい方など楽しくご参加ください。

 

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     お願い   ※ 掲載するすべてのイラストの無断使用・転載はご遠慮ください

 

 

― お題 ― 「メジロ」 

桜の木の枝にとまるメジロをお題にしました

 

☆ 使用した色鉛筆はカリスマカラー
(旧プリズマカラー)ですが、
お持ちの色鉛筆で
かまいません。
似た配色で着色してくださいね!

※ 解説中のナンバー(例:921)は
プリズマカラーを使用する際のものです

プリズマカラー48色

 

 

【 準備するもの 】

 

画像にあるケント紙(B5~A4)と
色鉛筆(メーカーは自由です)、

鉛筆、細筆、消しゴム、そして定着剤
(フィキサチーフ)も
あると
保存に便利です。

フィキサチーフ 使用方法

 

※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー用紙
などを手の下に敷いて描いてくださいね

 

それでは
準備のできた方から始めましょう!

 

 

 1 下書き 

 

※ クリックすると拡大します

画像のようにシンプルですが
丁寧に下書きをします。

 

 

2 着色(くちばし)

 

濃紺色(901)でくちばしの境目を引き、

 

鼻孔を着色し、

 

上のくちばしを濃い目に着色します。

 

下のくちばしは先端周辺を着色します。

 

このようにくちばしが着色されました。

 

 

3 着色(目)

 

黒目以外を黄土色(1034)で着色します。

 

次に黒色で黒目を着色しますが、
光沢は塗り残します。

 

このように目が描写されました。

 

 

4 着色(羽毛)

 

薄緑色(抹茶色1005)で顔から着色します。

 

目の上あたりから毛並みの表現を
しながら丁寧に表現していきます。

 

画像のように徐々に下側へ、

 

羽の途中(画像付近)まで描写し、

 

ここからはササっと普通に着色します。

 

羽の先端部は灰色のため塗り残しながら、

 

尾羽も同様に先端を塗り残し、腹部の一部
を画像のように着色しましょう。

 

全体がこのように着色されました。

 

 

5 着色(首回り)

 

首元から下へ黄色(916)で毛並みを
表現しながら丁寧に描きこみます。

 

このように徐々に下へ、

 

羽の先端の下側も着色します。

 

このように描写されました。

 

 

6 着色(腹部)

 

ベージュ色(1084)で
同様に毛並みを表現しながら徐々に下へ、

 

下地が塗られました。

 

次に、同じベージュ色で陰影を描写して
いきます。(左側からの光源を想定)
少し濃い目に毛並みを適度に描きこむ
ことで陰影、濃淡が生まれます。

 

このように腹部が表現されました。

 

 

7 着色(羽毛の陰影)

 

で着色した範囲を深緑色(911)で
陰影を所々描写していきます。
腹部の陰影を描写したように毛並みを
濃い目に描きこんで濃淡を表現します。

 

目の周辺は内側から外側へ毛並みを
描きこみます。

 

頭部から徐々に下へ濃い目に毛並みを
適度な間隔で描写しましょう。

 

このように陰影が表現されました。

 

 

8 羽の描写 

 

羽の中央から先端まで陰影を表現します。
濃紺色(901)で画像のように線を入れ、

 

先端部はこのように描写します。
(尾羽は下画像を参照)

 

このように
羽の陰影、柄が表現されました。

 

 

9 首周りの描写(陰影)

 

首元の右側を中心にベージュ色(1084)
または薄茶色で毛並みをイメージ
しながら濃い目に陰影を描きこんで
いきます。

 

このように首元の陰影が表現されました。

 

 

10 目の描写(仕上げ)

 

目の縁を黒色で描き入れます。

 

このように輪郭が明瞭に表現されました。

 

 

11 着色(光源側)

 

光源側(左側)を中心に黄緑色(912)
を着色します。ここも毛並みのように
描き入れることをお勧めしますが、
普通に着色してもOKです。
前頭部から着色し、

 

徐々に下へ、

 

羽の陰のすき間を先端付近まで着色し、
尾羽の一部も着色します。

 

全体がこのように描写されました。

 

 

12 足の描写 

 

灰色または鉛筆(HB)で足を表現します。
輪郭をなぞり、下画像のように
形状も描写しましょう。

 

 

 

次は桜の描写になります。

< 参考画像 >
図解: 桜の各部名称

 

 

 

13 雄しべ(輪郭)

 

鉄筆や細筆の柄を使って画像のように
強めにケント紙へ「跡」をつけます。
お題の画像を参考に雄しべを数本ずつ
描き入れましょう。

 

 

14 着色(花弁の下地色)

 

薄めのピンク色(928)またはピンク色
を画像のように花弁全体に着色します。

 

 

15 花弁の描写

 

ピンク色(928)で花びらの輪郭を
縁取りし、中心部を着色します。

 

縁からヒダを適度に描き入れます。

 

このようになりました。
同様に、他の花びらも描写します。

 

3輪の花びらはこのようになりました。

 

一番上の花びらは裏側の向きです。
花弁の裏側のガク片を同じピンク色で
濃い目に着色します。

 

全体がこのように描写されました。

 

 

16 葯(やく)の描写

 

雄しべ(花糸)の先端に葯を描き入れます。
オレンジ色(921)で丁寧に描き入れ
ましょう。

 

このように葯が描写されました。

 

 

17 着色(枝の下地色)

 

茶色または薄茶色(941)で
枝の下地色を着色します。
(果柄、ガク筒は塗り残します)

 

このように下地が塗られました。

 

 

18 着色(枝の仕上げ)

 

枝の輪郭や形状をこげ茶色(946)で
描き入れます。

 

表皮の凹凸や陰影を丁寧に表現します。

 

このように枝が描写されました。

 

 

19 果柄とガク筒の描写

 

果柄を黄緑色(912)で着色します。

 

果柄の陰影を深緑色(911)で
描き入れます。

 

ガク筒を赤紫色(930)で着色します。
(陰影側は濃い目に)

 

以上で
桜の木にとまるメジロの完成です!

お疲れ様でした。

いかがでしたでしょうか。
春の爽やかな日差しを浴びる桜の木の
上のメジロが表現できたでしょうか。

さらにリアルに描写する場合には
毛並みを詳細に描き入れると
より質感や立体感もでてきます。

絵手紙やお部屋に飾るイラストとして
楽しく描写してくださいね。

 

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