鉛筆で唇を描こう! 美しい笑顔の口元の描き方を丁寧に解説!
こんにちは、たくみです!
前回の鉛筆画講座では
美しい瞳の描き方(初級編)を
解説しました。
今回は
こちらもリクエストメールの多かった
「唇(くちびる)」の描き方を
解説していきたいと思います。
今回のお題の「唇」は皮膚の質感が
難しく、難易度としては中級編として
解説させて頂きます。
ただ、普段の中級編ではポイントを
解説するという構成ですが、
リクエストということもあり
フル解説でお届けしたいと思います!
人物画や鉛筆画を始めたい方や、
これまで口元の表現の仕上がりに
あまり自信のなかった方など、
参考にしていただけたら嬉しいです。
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鉛筆画も投稿しています。
よろしければこちらもご覧ください
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― お題 ―「笑顔の口」
※ 今回も一般的な女性の唇をお題とし、
陰影を強調して描きました
【 準備するもの 】
【 準備するもの 】
画像にあるケント紙(B5~A4)
参考:ケント紙(A4)
下書き用の鉛筆、ペン型消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー
用紙などを手の下に敷いて描きます
それでは
準備のできた方から始めましょう!
1 下書き
笑顔の口元を描いていきましょう。
唇や歯の形状は左右非対称なので、
微妙に違ってもOKですね。
2 着色(下地)
上下の唇の表面を薄めに着色して
下地を作ります。
全体はこのようになりました。
3 輪郭線
画像のように唇と歯の輪郭を強調します。
このように輪郭がくっきりしました。
4 歯の表現①
歯のすき間の陰(かげ)を描き入れましょう。
5 歯の表現②
歯の半分より上側へ薄めに
綿棒で影を入れましょう。
(綿棒は歯茎から下へ
の方向で描き入れます)
このように歯の陰影が仕上がりました。
6 光沢の表現①
ペン型消しゴムで不規則に
細目にスジを入れながら消していきます。
全体はこのようになりました。
7 光沢の表現②
6で消した部分との境い目を
シャープペンシルでなぞります。
(解説のため少し強調して)
このような状態にしました。
8 光沢の表現③
7で境い目ができたので、
光沢以外を丁寧に着色します。
唇の表面の繊維の方向(縦線)に線を
入れながら塗るイメージですね。
(ある程度時間のかかる作業となりますが
丁寧に描写しましょう)
9 光沢の表現④
8同様に上唇も丁寧に描写しましょう。
10 着色(仕上げ)
口の中(歯の間の部分)を3B鉛筆で
濃い目に着色して完成です!
【 追記 ― アレンジ 】
10で完成したままでもかまいませんが、
アレンジとして
口元周辺を少しだけ描写してみます。
5で使用した綿棒をここでも
活用しましょう。
(5で使用して芯の粉末の付着した
状態の綿棒です)
ほうれい線(えくぼ付近)や
人中(鼻の下)付近、そして
唇の下の影を綿棒や筆で柔らかく
なじませて描き入れる感じです。
(下の画像)
なんとなく人物の表情が
イメージしやすくなりますね。
以上で笑顔の唇が完成しました!
いかがでしたでしょうか。
爽やかな笑顔の口元が
表現できたでしょうか?
今回は変化がわかりやすいように
少し陰影を強調してみましたが、
HやHBくらいの薄めの鉛筆で
表現してもいいかもしれませんね。
前回の目の描き方もそうですが、
パーツごとに丁寧に仕上げることで
人物全体を描く際に戸惑うことなく
描写していけるかと思います。
【 口元の参考作品 】
「ヴィヴィアン・リー」
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