![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2023/10/◎表示イラスト999-標準.png)
こんにちは、画家のたくみです。
今回は皆さんからリクエストの
多い「桜餅の描き方」を
大きめの画像で解説したいと思います。
初心者の方でも無理なく完成
できるような手順をご紹介しますね♪
準備する物は色鉛筆と
ケント紙(B5またはA4サイズ)
になります。
※ 解説中の数字は油性色鉛筆
「カリスマカラー」(旧プリズマカラー)
を使用した場合のナンバーになります
(お持ちの色鉛筆の似た配色で構いません)
―― ご注意ください ――
内容(画像含む)はすべて著作権が
発生します。内容(イラスト含む)の
無断使用・転載は禁止されております
それでは楽しく
桜餅を描写しましょう!
画像のように葉のギザギザの縁(鋸歯)
が少し難しいですが、ゆっくり鉛筆で
輪郭線を描いていきましょう。
(解説上、見やすくするため濃いめに描いて
いますが、実際は薄めに下書きします)
桜餅全体をピンク色(929)で着色
します。右側の一部の範囲を薄めに
することで光沢も表現しましょう。
(下画像参照)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0639.jpg)
このようになりました。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0641.jpg)
桃色(928)でモチ米の粒の輪郭を
不規則に描いていきます(薄めに)
画像のように光沢の範囲は徐々に
薄く描くのがコツです。
※桃色がない場合はピンク色で代用
してかまいません
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0642.jpg)
このようになりました。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0643.jpg)
薄紫色(956)で影の範囲になる部分
を強調します。(濃度は画像参照)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0645.jpg)
下側の影の範囲は少し濃いめに。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0647.jpg)
このようになりました。
続いて葉の描写をしていきましょう。
下のイラストを参考に、葉脈を
色鉛筆で描き入れていきます。
【 参考:主な葉脈 】
光源:左上からの光を想定しています
◇解説では光源側の左の範囲の葉脈は
ある程度省略して描写しています
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0648.jpg)
うぐいす色またはカーキ色(1005)で
画像のように葉脈を描き入れます。
※不安な方は鉛筆で薄めに下書きOK
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0649.jpg)
深緑色(911)で
葉脈の陰の部分を描写します。
(主に右側の範囲)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0650.jpg)
画像のように、不規則に葉の表面も
着色していきましょう。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0651.jpg)
手前側の葉の縁(鋸歯:きょし)は
画像のように輪郭をなぞります。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0652.jpg)
うぐいす色またはカーキ色(1005)で
光沢の範囲以外を着色します。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0653.jpg)
光沢以外の範囲を着色。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0654.jpg)
陰側の縁の周辺も着色します。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0655.jpg)
光源側(左側)の葉の縁の陰側を
なぞりましょう。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0656.jpg)
このようになりました。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0657.jpg)
続いて葉の裏側も着色します。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0658.jpg)
画像の後ろ側の範囲の葉脈を
描き入れます(画像参照)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0660.jpg)
茶色(941)で桜餅の影を画像の
範囲まで着色しましょう。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0661.jpg)
後ろ側の範囲を黄土色(1034)で
葉脈の線を残しながらグラデーション
で着色していきます。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0662.jpg)
茶色と黄土色で着色した範囲を
さらに深緑色(911)で重ねて
陰影の深みを表現します。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0663.jpg)
手前側の葉の縁は濃いめになぞります。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0664.jpg)
仕上げに黒色で桜餅のすぐ下の範囲を
画像のように着色して完成です。
(※黒色は強い色なので、加減に
気を付けながら着色しましょう)
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_0665.jpg)
以上で桜餅の完成です!
お疲れ様でした。
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2023/10/◎表示イラスト999-標準.png)
いかがでしたでしょうか。
美味しそうな桜餅が
完成したでしょうか。
葉の葉脈や着色をさらに細かく
描写することで、よりリアルな
桜餅に仕上がると思います。
受け皿(菓子盆)もセットで描くと
雰囲気も変わり楽しいと思いますよ。
【 参考:以前インスタへ投稿した桜餅 】
![](https://illustbiyori.com/wp-content/uploads/2024/02/◇桜餅のサンプル-1.jpg)
皆さんが描いた作品は
世界でたった一枚の大切な作品です。
その大切な作品を綺麗に保存するため
にも、「作品の保存方法」を
ぜひご覧ください。
そして額装してお部屋に飾ったり、
ご友人にプレゼントしたり絵手紙に
したり楽しくご活用ください。
これからも皆様のアートライフを
応援する講座を制作しサポートを続けて
まいりますので今後ともイラスト日和を
どうぞ宜しくお願い致します。
画家・たくみ