桜餅を描こう! ~簡単で写実的な桜餅の描き方~


 

 

こんにちは、画家のたくみです。

今回は皆さんからリクエストの
多い「桜餅の描き方」
大きめの画像で解説したいと思います。

初心者の方でも無理なく完成
できるような手順をご紹介しますね♪

 

準備する物は色鉛筆と
ケント紙(B5またはA4サイズ)
になります。

ミューズケント紙(A4)

 

※ 解説中の数字は油性色鉛筆
「カリスマカラー」(旧プリズマカラー)
使用した場合のナンバーになります
(お持ちの色鉛筆の似た配色で構いません)

プリズマカラー(48色)

 

 

―― ご注意ください ――

内容(画像含む)はすべて著作権が
発生します。内容(イラスト含む)の

無断使用・転載は禁止されております

 


 

それでは楽しく
桜餅を描写しましょう!

 


※クリックすると拡大します(PCの方)

画像のように葉のギザギザの縁(鋸歯)
が少し難しいですが、ゆっくり鉛筆で
輪郭線を描いていきましょう。
(解説上、見やすくするため濃いめに描いて
いますが、実際は薄めに下書きします)

 


桜餅全体をピンク色(929)で着色
します。右側の一部の範囲を薄めに
することで光沢も表現しましょう。
(下画像参照)

このようになりました。

 

桃色(928)でモチ米の粒の輪郭を
不規則に描いていきます(薄めに)
画像のように光沢の範囲は徐々に
薄く描くのがコツです。
※桃色がない場合はピンク色で代用
 してかまいません

 

このようになりました。

 

薄紫色(956)で影の範囲になる部分
を強調します。(濃度は画像参照)

 

下側の影の範囲は少し濃いめに。

このようになりました。

続いて葉の描写をしていきましょう。
下のイラストを参考に、葉脈を
色鉛筆で描き入れていきます。

 


【 参考:主な葉脈 】

光源:左上からの光を想定しています

◇解説では光源側の左の範囲の葉脈は
ある程度省略して描写しています

 

うぐいす色またはカーキ色(1005)で
画像のように葉脈を描き入れます。
※不安な方は鉛筆で薄めに下書きOK

 

深緑色(911)で
葉脈の陰の部分を描写します。
(主に右側の範囲)

 

画像のように、不規則に葉の表面も
着色していきましょう。

 

手前側の葉の縁(鋸歯:きょし)は
画像のように輪郭をなぞります。

 

うぐいす色またはカーキ色(1005)で
光沢の範囲以外を着色します。

 

光沢以外の範囲を着色。

 

陰側の縁の周辺も着色します。

 

光源側(左側)の葉の縁の陰側を
なぞりましょう。

 

このようになりました。

 

続いて葉の裏側も着色します。

 

画像の後ろ側の範囲の葉脈を
描き入れます(画像参照)

 

茶色(941)で桜餅の影を画像の
範囲まで着色しましょう。

 

後ろ側の範囲を黄土色(1034)で
葉脈の線を残しながらグラデーション
で着色していきます。

 

茶色と黄土色で着色した範囲を
さらに深緑色(911)で重ねて
陰影の深みを表現します。

 

手前側の葉の縁は濃いめになぞります。

 

仕上げに黒色で桜餅のすぐ下の範囲を
画像のように着色して完成です。
(※黒色は強い色なので、加減に
気を付けながら着色しましょう)

 

以上で桜餅の完成です!

お疲れ様でした。

 

いかがでしたでしょうか。
美味しそうな桜餅が
完成したでしょうか。

葉の葉脈や着色をさらに細かく
描写することで、よりリアルな
桜餅に仕上がると思います。

受け皿(菓子盆)もセットで描くと
雰囲気も変わり楽しいと思いますよ。

 

【 参考:以前インスタへ投稿した桜餅 】

たくみ(インスタグラム)

 

皆さんが描いた作品は
世界でたった一枚の大切な作品です。

その大切な作品を綺麗に保存するため
にも、「作品の保存方法」
ぜひご覧ください。

そして額装してお部屋に飾ったり、
ご友人にプレゼントしたり絵手紙に
したり楽しくご活用ください。

 

これからも皆様のアートライフを
応援する講座を制作しサポートを続けて
まいりますので今後ともイラスト日和を
どうぞ宜しくお願い致します。

        画家・たくみ