色鉛筆でバナナを描こう! バナナの描き方をポイント解説!

(中級編)色鉛筆で果物をリアルに描こう!④‐バナナ  バナナの描き方を解説!


 

 

 

こんにちは、たくみです!

先日の日曜ですが、友人のお宅へ遊びに
行った際に彼の息子の S 君(小5)が

美味しそうにバナナを
ほおばっていました🍌

「 S 君、バナナ好きなんだね」

と僕が声をかけると、

「うん大好き! だって牛乳と一緒に
食べるとシェイクの味がするんだよ!」

と笑顔で答えてくれました。

なるほど、口の中で牛乳とバナナが
美味しく広がるハーモニーなんだろなぁ、
なんだかほっこりしたので、S 君に
バナナのイラストを描いてあげよう
と思ったのでした(笑)

 

そんなほっこりした経緯(笑)で描いた
バナナを今回のお題にしました!

(中級編)

 

 

・・中級編とは・・

初級編は下書きから着色、そして完成
までのフル解説ですが、
中級編では
・・すでに完成したお題を、いくつかの
ポイントに分けながら
解説していく
スタイル
となります

 

 

     お願い ―   ※ 掲載するすべてのイラストの無断使用・転載はご遠慮ください

 

 

 

【準備するもの】

 

画像にあるケント紙(B5~A4)と
色鉛筆(メーカーは自由です)、

下書き用の鉛筆、消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)も

あると保存に便利です。

フィキサチーフ 使用方法

※この講座ではサンフォード社の
プリズマカラーを使用しました。
プリズマカラー48色セット

 

※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー用紙
などを手の下に敷いて描きます

 

それでは
準備のできた方から始めましょう!

 

 

【解説の概要図】 

 

 

 

☆ それではA~Dの各ポイントについて
解説していきます!

 

 

 

A 皮の着色(質感) 

 


バナナの皮の色と言えば黄色ですね。

とはいえ、漠然と黄色を塗るだけでは
平面的な作品になりがちです。

そこで段階的な塗り重ねで立体感
出して質感を高めていきます。

 

①まず下地として、
全体に薄めの黄色を塗りましょう。

バナナは丸みのある形状なので
中央部分が一番明るい黄色になります。

その部分はこの薄めの黄色のままで
あとは塗らずにおきます。

 

②次に陰影を表現していきます。

陰になる両端の部分を
オレンジ色で薄く塗り広げます。

最後に薄めの黒色で下側の陰を
さらに着色します(画像参照)

 

 

B 先端の表現 

 


画像のようにこげ茶色で輪郭を描き、
黒色で濃淡をつけ濃い目に仕上げます。

さらにバナナの皮の表面のシミや
キズなどもランダムに描き入れると
より本物のようなリアルな質感が
表現できますね。

 

 

C 果軸の表現  

 

果軸(かじく)は房をまとめている上の
部分で、そこから伸びる黄緑色の部分は
果柄(かへい)と呼ばれています。

果軸は時間が経つと色もくすんできます
ので、実際のバナナの状態を観察してより
近い配色でかまいません。

この画像では輪郭をこげ茶色
仕上げを黒色で表現しました。

 

果柄部分はAの①で薄めに黄色を着色
したあとから黄緑色を重ねました。

黄色との境い目はグラデーションに
なるように徐々に薄めて塗ります。

陰影は深緑色、または薄めの黒色
で表現しました。

 

 

D 陰影(仕上げ) 

 


仕上げにバナナ本体の影を表現します。

今回は色鉛筆の黒色ではなく、3Bの鉛筆
を薄めに重ねて着色して仕上げました。

影に関しては僕は鉛筆を使用することが
多いですね。

より柔らかい表現ができるのかな、と
個人的に思います。

 

以上で美味しそうなバナナの完成です!

いかがでしたでしょうか。
テーブルに置かれた美味しそうな
バナナが完成したでしょうか。

 

それではまた講座で
お会いしましょう!