色鉛筆で動物をリアルに描こう!②‐鷹 鷹の描き方を解説!
こんにちは、たくみです!
かの徳川家康も好んだ
「一富士二鷹三茄子」
という有名な言葉が示す通り、
鷹は名峰富士に次いで日本人には
縁起の良い動物のようですね。
そんな縁起の良い鷹ですが、
いざ描こうとするとやはり
難しい動物です。
そこで今回は
鷹の顔をクローズアップして
色鉛筆で表現する描き方を
丁寧に解説していきたいと思います。
― お題 ―「鷹」
【 準備するもの 】
【 準備するもの 】
画像にあるケント紙(B5~A4)
参考:ケント紙(A4)
色鉛筆(メーカーは自由です)
参考:プリズマカラー
下書き用の鉛筆、ペン型消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー
用紙などを手の下に敷いて描きます
それでは
準備のできた方から始めましょう!
1 下書き
鉛筆で下書きをします。
鷹の特徴である鋭い嘴(くちばし)は
変則的な曲線が難しいですが
バランスよく描いてみましょう。
2 嘴(くちばし)の着色①
嘴の下地色として水色(904)を塗ります。
画像のように光沢部分を塗り残し、
鼻孔に向けて薄く着色します。
3 嘴の着色②
嘴の輪郭付近と中央部へ
濃紺(901)を塗ります。
4 嘴の着色③
3同様に、輪郭と中央部へ
黒色(935)を重ねます。
2と比較すると、
立体感が強調されました。
5 眼の着色①
画像のように黒色(935)で輪郭を描き、
黒目は光沢(反射)を塗り残して
着色しましょう(黒目は濃い目に)
6 眼の着色②
白目を濃い目の黄色(1034)で着色し
(光沢は塗り残す)、眼の上部は
こげ茶色(946)で影を表現します。
7 口元と鼻孔の着色
口元と鼻孔付近を
黄色(916)で着色します。
画像のように光沢は塗り残しましょう。
8 口元と鼻孔の描写
画像のように黒色(935)で口元の
ラインと鼻孔を描き入れましょう。
9 目元と口元の着色
画像の範囲に水色(904)を
薄めに着色します。
10 頭部の着色①
頭部の下地の色として
薄めの茶色(943)を着色します。
11 頭部の着色②
10の上から毛の流れをこげ茶色(946)
で濃い目に表現しましょう。
12 頭部の着色③
11の隙間に濃い目の黄色(1034)
を塗ると奥行きが出てきます。
13 首の描写①
首の周辺を茶色(941)で毛の流れを
表現しながら着色します。
14 首の描写②
12同様、隙間に濃い目の黄色(1034)
を塗ると奥行きが出てきます。
15 頭部の仕上げ(陰影)
黒色(935)で
全体の陰影を描き入れます。
左側から光源が当たるイメージで
右側に陰影を描写しましょう。
16 全体の仕上げ
最後にシャープペン(または芯を尖らせた鉛筆)
で目元から口元の範囲の毛先や毛根を
丁寧に描き入れて仕上げましょう。
以上で精悍な鷹の顔の完成です!
いかがでしたでしょうか。
精悍な(獲物を狙う?!)鷹の表情が
完成したでしょうか。
手順を踏んで徐々に描写することで、
一見すると難しそうな鷹を仕上げる
ことができます。
今回の鷹の描写を参考に、
ぜひ皆さんもいろいろな鳥を
描いてみてくださいね!