色鉛筆で鷹(タカ)を描こう! 人気の鷹の描き方を丁寧に解説!

色鉛筆で動物をリアルに描こう!②‐鷹  鷹の描き方を解説!


 

 

 

こんにちは、たくみです!

かの徳川家康も好んだ
「一富士二鷹三茄子」
という有名な言葉が示す通り、

鷹は名峰富士に次いで日本人には
縁起の良い動物のようですね。

 

そんな縁起の良い鷹ですが、
いざ描こうとするとやはり
難しい動物です。

そこで今回は
鷹の顔をクローズアップして
色鉛筆で表現する描き方を

丁寧に解説していきたいと思います。

 

◆関連講座「ルリビタキを描こう!」

※詳細は画像をクリック!

 

 

 

     お願い ―   ※ 掲載するすべてのイラストの無断使用・転載はご遠慮ください

 

 

― お題 ―「鷹」 

 

 

☆ 使用した色鉛筆は
プリズマカラー(カリスマカラー)ですが
お持ちの色鉛筆で
かまいません。
似た配色で着色してくださいね!

※ 解説中のナンバー(例:921)は
プリズマカラーを使用する場合のものです

プリズマカラー48色

 

 

【 準備するもの 】

 

画像にあるケント紙(B5~A4)と
色鉛筆(メーカーは自由です)、

下書き用の鉛筆、消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)

あると保存に便利です。

フィキサチーフ 使用方法

 

※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー用紙
などを手の下に敷いて描いてくださいね

 

それでは
準備のできた方から始めましょう!

 

 

 

1 下書き  

鉛筆で下書きをします。

鷹の特徴である鋭い嘴(くちばし)は
変則的な曲線が難しいですが

バランスよく描いてみましょう。

 

 

2 嘴(くちばし)の着色①

 

嘴の下地色として水色(904)を塗ります。
画像のように光沢部分を塗り残し、
鼻孔に向けて薄く着色します。

 

 

3 嘴の着色② 

 

嘴の輪郭付近と中央部へ
濃紺(901)を塗ります。

 

 

4 嘴の着色③ 

 

同様に、輪郭と中央部へ
黒色(935)を重ねます。

と比較すると、
立体感が強調されました。

 

 

5 眼の着色① 

 

画像のように黒色(935)で輪郭を描き、
黒目は光沢(反射)を
塗り残して
着色しましょう(黒目は濃い目に)

 

 

6 眼の着色② 

 

白目を濃い目の黄色(1034)で着色し
(光沢は塗り残す)、
眼の上部は
こげ茶色(946)で影を表現します。

 

 

7 口元と鼻孔の着色 

 

口元と鼻孔付近を
黄色(916)で着色します。

画像のように光沢は塗り残しましょう。

 

 

8 口元と鼻孔の描写 

 

画像のように黒色(935)で口元の
ラインと鼻孔を描き入れましょう。

 

 

9 目元と口元の着色 

 

画像の範囲に水色(904)を
薄めに着色します。

 

 

10 頭部の着色① 

 

頭部の下地の色として
薄めの茶色(943)を着色します。

 

 

11 頭部の着色② 

 

10の上から毛の流れをこげ茶色(946)
で濃い目に表現しましょう。

 

 

12 頭部の着色③ 

 

11の隙間に濃い目の黄色(1034)
を塗ると奥行きが出てきます。

 

 

 13 首の描写① 

 

首の周辺を茶色(941)で毛の流れを
表現しながら着色します。

 

 

14 首の描写② 

 

12同様、隙間に濃い目の黄色(1034)
を塗ると奥行きが出てきます。

 

 

15 頭部の仕上げ(陰影)

 

黒色(935)で
全体の陰影を描き入れます。

左側から光源が当たるイメージで
右側に陰影を描写しましょう。

 

 

16 全体の仕上げ 

 

最後にシャープペン(または芯を尖らせた鉛筆)
で目元から口元の範囲の
毛先や毛根を
丁寧に描き入れて仕上げましょう。

 

以上で精悍な鷹の顔の完成です!

 

いかがでしたでしょうか。
 精悍な(獲物を狙う?!)鷹の表情が
完成したでしょうか。


手順を踏んで徐々に描写することで、
一見すると難しそうな鷹を仕上げる
ことができます。

今回の鷹の描写を参考に、
ぜひ皆さんもいろいろな鳥を
描いてみてくださいね!

 

  お知らせ