(中級編)色鉛筆で果物をリアルに描こう!⑤‐柿 柿の描き方を解説!
こんにちは、たくみです!
秋の味覚といえば
皆さんは何を思い浮かべますか?
栗や松茸、サンマや秋ナスなど食欲の秋
に欠かせない食べ物ですね。
秋の絵手紙でもそうしたイラストが
多く描かれていますが、今回は色鉛筆で
描く果物シリーズ第5弾としまして
柿をお題にしました。
柿は一見するとオレンジ色を塗る感じ
で簡単そうな果物ですが、
今回はさらに色彩に深みを重ねて
より立体感のある
柿を完成したいと思います。
これまで
柿のイラストを描いたことがなかった方や
写実的に描いてみたいと思った方など
このポイント解説を通して
参考にしていただけたら嬉しいです。
今回は秋の味覚の美味しい 柿 の描き方
解説(中級編)となります!
・・中級編とは・・
⇩
そして完成までのフル解説ですが、・
中級編では、すでに完成したお題を
いくつかのポイントに分けながら
解説していく構成となります
― お願い ― ※ 掲載するすべてのイラストの無断使用・転載はご遠慮ください
【 準備するもの 】
【 準備するもの 】
画像にあるケント紙(B5~A4)
参考:ケント紙(A4)
色鉛筆(メーカーは自由です)
参考:プリズマカラー
下書き用の鉛筆、ペン型消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー
用紙などを手の下に敷いて描きます
それでは
準備のできた方から始めましょう!
【 解説の概要図 】
解説していきましょう!
A 光沢の表現
何よりも果物がみずみずしく見える
条件として光沢があります。
新鮮さはもちろん、植物としての
生命力も感じる部分ですね。
そうした光沢をイラストで表現する場合
には特に難しい技法はありません。
画像のように徐々に塗り残すことで
光の反射を簡単に表現できます。
画像のように皮の着色を徐々に
グラデーションで薄くする感じですね。
B 皮の表現
皮の着色は光沢の表現(A)にも
つながっていますね。
皮の着色は下地に黄色を塗り、陰側へ
徐々にオレンジ色を濃い目に重ねる
ことで質感を描写していきましょう。
C ヘタの表現
ヘタは下地に黄緑色を塗り
(光沢部分は塗り残します)
次に濃い部分に緑色、そして深緑色を
画像のように重ねます。
中央部の果軸(もいだところ)は光源に
合わせて深緑色で陰影を描き入れます。
仕上げに、硬質な感じを表現するために
陰側のエッジ部分に深緑色で輪郭線を
入れましょう。
D 陰影の表現
全体の仕上げは陰影の表現になります。
ここでの 陰(かげ)は果物自体のもの、
影はテーブルに映るものになります。
最初に、茶色とこげ茶色を重ねて
柿の陰を画像のように表現します。
(※ テーブルからの淡い反射があるので
柿の端は薄く塗り残しています)
最後に、黒色(ここでは3Bの鉛筆使用)
で薄めに影を塗り重ねて仕上げます。
これで美味しそうな 柿 が完成しました!
いかかでしたでしょうか。
みずみずしい柿ができたでしょうか。
さらに落ち葉など描き入れても秋の
風情を感じられるかと思います。
完成した皆さんの作品はぜひ
絵手紙などで親しい友人への
ごあいさつにご活用ください!