鉛筆で人の眼をリアルに描こう! 初心者の方へ瞳の簡単な描き方を丁寧に解説!
こんにちは、たくみです!
いつもご覧頂きありがとうございます!
実は最近皆さんからのお題のリクエストや
問い合わせで意外に多いのが
目の描き方なんです。
他にもいくつかありますが、
目の鉛筆画を希望される方が
多いようですね。
たしかに「目・眼・瞳」は毎日
誰かと話す場面で「見ている(はず)」
の身体の部分なのですが、
いざ目だけを描いてみて、と急に
言われてすぐに描ける方は
少ないのかもしれませんね。
例えばシンプルに白目と黒目を描く
ことはできても、まつ毛や二重、
そして瞳をしっかりと描き分ける
ことは難しいのでしょう。。
もっとも、目を描くという状況は
それほど多くはないと思いますが、
お子さんに描き方を聞かれたり
した時に慌てずアドバイスできたら
お子さんも嬉しいですし
尊敬されたりするのかも!?
今回はそうした普段あまりイラストにする
ことのない目(マンガ風)をお題にして
少し写実的に表現したいと思います。
鉛筆画の好きな方やリアルな描写を
始めたい方など参考にして
いただけたら嬉しいです。
☆インスタへは色鉛筆画や水彩画、
鉛筆画も投稿しています。
よろしければこちらもご覧ください
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― お題 ― 「 瞳 」
※ 今回は一般的な女性の左目をお題にしました
【 準備するもの 】
【 準備するもの 】
画像にあるケント紙(B5~A4)
参考:ケント紙(A4)
下書き用の鉛筆、ペン型消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー
用紙などを手の下に敷いて描きます
それでは、
準備のできた方から始めましょう!
1 下書き
下書きはシンプルに輪郭を描きます
(今回の眼のイラストは横幅が約8cmあります)
大きめに描くと塗りやすく、
細部も描きやすくなります。
2 着色(角膜)
角膜の縁(ふち)をなぞって着色します。
(幅は2mmほど)
このように角膜の縁を着色しました。
3 光沢の輪郭線
瞳に映る反射光の範囲を描きましょう。
光沢の大きさや数、
形状はアレンジしてかまいません。
4 着色(角膜①)
中央の瞳孔以外を薄めに着色します。
着色後、綿棒で軽くなでてなじませます。
5 着色(瞳孔)
中央の瞳孔を3Bで濃い目に着色します。
光沢に気を付けて塗りましょう。
6 着色(角膜②)
画像のように、角膜の縁から内側に
スっと細い線を3~4mm入れます。
シャープペンシルでもOK。
このように細かい線でグラデーション
のような描写になりました。
7 虹彩の表現
虹彩(こうさい)とは角膜の内部にあり、
表面からはスジ状に見えるようですね。
縁~瞳孔の範囲に
ランダムにスジを入れましょう。
(画像参照)
8 目元周辺の表現
まぶたの上下部、二重(ふたえ)周辺を
描写しましょう。
まず周辺全体をHB鉛筆で薄めに着色し、
二重の輪郭を濃く描き入れましょう。
眼の周辺を綿棒でなでると
このようになりました。
目元の下側も同様に皮膚のスジを薄めに
入れて綿棒でなじませましょう。
9 着色(結膜)
結膜(けつまく)とは白目の部分です。
両側をHB鉛筆で着色後、綿棒でなじませ
グラデーションで表現します。
次に涙丘(るいきゅう)の描写です。
涙丘は目頭にある部分ですが、こちらも
画像を参考に濃淡を入れましょう。
10 まつ毛の表現(上部)
画像のように下から上へ
濃い目に描き入れます。
あまり規則的にならないような間隔で
長短のまつ毛を入れましょう。
まつ毛の長さや本数も
アレンジしてかまいません。
上のまつ毛が完成しました。
11 まつ毛の表現(下部)
下側のまつ毛は、
付け根から下へ描き入れます。
こちらも不規則に
長短のまつ毛を描写しましょう。
12 仕上げ
ほぼ完成ですが、最後に角膜の縁、
中央の瞳孔、まつ毛の濃度を強調する
ように3B鉛筆でバランスよく
仕上げて完成です。
以上で美しい瞳が完成しました!
いかがでしたか。
魅力的な✨瞳に仕上がったでしょうか?
今回は鉛筆画の初心者の方も無理なく
仕上げられるように段階的に
解説していきました。
最初は鉛筆の筆圧の加減が難しい
と思いますが、なれてくると
思い通りの濃淡が描写できていくと
思いますので、いろいろな題材を
ぜひ鉛筆で楽しく表現してくださいね!