ロマンチックな南国の夕暮れ(サンセット)を描こう! 夕焼けの描き方を解説!
こんにちは、たくみです!
皆さんは南国と言えばどんなイメージを
お持ちでしょうか?
個人的に、
南国といえば美味しい柑橘類を
使ったトロピカルジュースや豪快に焼く
バーベキューの光景をイメージしますが
(食べ物ばかりでスミマセン(^^;、
やはり何と言っても素晴らしい
遠浅のビーチではないでしょうか。
また、水平線に沈む太陽はすべての空間を
オレンジ色に染めてロマンチックですし、
皆さんもサンセットは大好きかと思います。
ということで(?)今回はリクエストにも
ありましたアニメ風の夕焼けをお題として
丁寧に解説していきたいと思います!
☆インスタへは色鉛筆画や水彩画、
鉛筆画も投稿しています。
よろしければこちらもご覧ください
インスタは こちら
【 準備するもの 】
水張りをした水彩紙(F4またはF6サイズ)
・ポスターカラー(ニッカーポスターカラー)
またはアクリルガッシュ
・筆(細筆、中筆、刷毛)
・水入れ
・パレット
・マスキング・テープ
【 使用した水彩紙 】
(ヴィフアール水彩紙)
ブロックタイプの水彩紙です。
(F4サイズ・中目)
◇ヴィフアール水彩紙
【 使用する水彩絵の具 】
次に水彩絵の具ですが、
絵の具は以下でご紹介する
2種類の絵の具がおすすめです。
(今回は不透明水彩絵の具を使用)
1:ニッカーポスターカラー
※発色と重ね塗りに適した
ニッカー社のポスターカラーは
長期的に使用できる人気の水彩絵の具で
この機会におすすめしております。
アニメの背景画でプロも使用
している信頼のブランド!
水彩絵の具と同じ扱い方ですし
高品質で塗りやすい絵の具です。
※通常の絵の具(11ml)の約2倍の
20mlのチューブですので長持ち!
⇩⇩⇩
◇ニッカーポスターカラー
※12色セットでもかまいませんが、
それ以外の色彩は混色する必要も
ありますので、初心者の方は
18色のセットをおすすめ致します
2:アクリルガッシュ
アクリルガッシュをすでにお持ちの
方でしたらガッシュでも発色の良い
作品に仕上げられます!
街の画材屋さんで手軽に購入も
できますね。
以上の不透明水彩絵の具で
今回の作品を仕上げていきましょう
・絵の具の着色の比較は こちら
※マスキング・テープは文具店や
画材店で市販されています。
(2cm幅サイズで¥500ほどです)
☆ 画材について確認したい方は
こちら
☆ 水張りについて確認したい方は
こちら
画像での解説ですので皆さんのペースで
じっくり仕上げていってくださいね!
※ 掲載するすべてのイラストの無断使用・転載はご遠慮ください
― お題 ―「 南国の夕暮れ 」
それでは南国の夕焼けを
描いていきましょう!
1 下地の着色
下書きは必要ありません。
まずは黄色を全体の下地として
塗りましょう。
(中筆または刷毛を使用します)
全体がこのようになりました。
(僕は四方の端まで塗りませんでしたが
皆さんは四隅まで塗ってくださいね)
2 マスキング・テープ
1の乾燥後、
マスキング・テープを画像のように下から
5分の2くらいの位置に貼ります。
(定規で両端を測って水平に)
空気が入らないように貼り付けましょう
3 海の着色
海側へ薄めのオレンジ色を塗ります。
(マスキング・テープにもかかるように)
4 空へ着色
空へはさらに
薄めのオレンジ色を塗ります。
画像のように中央を囲むイメージで薄く
塗り広げてグラデーションを表現します。
5 マスキング・テープ
(はがし)
乾燥後、マスキング・テープを
ゆっくりとはがします。
このような下地ができました。
6 雲
濃い目のオレンジ色で雲を描き入れます。
画像を目安に自由に描いてOKですよ~!
7 雲の陰影
紫色で雲へ陰影をつけていきます。
(上側に)
このような感じになりました。
8 海の陰影
濃いめのオレンジ
(または薄めのこげ茶色)
海面を画像のように着色します。
中央を囲むイメージで波の表現も
意識して塗りましょう。
9 雲の着色(反射)
雲の下側に細筆で
ホワイトを描き入れます。
雲の質感をイメージしながら
不規則に塗りましょう。
10 海面の着色(反射)
この反射部分は白色で
着色していきましょう。
(あとで描き入れる)太陽を中央にイメージ
して反射するラインと点を入れます。
さらに、下の画像のように細筆で
不規則に光の反射を塗りましょう。
8で描いた波の陰影の上に白いラインと
点を描き入れると波の立体感が出ます。
⇩
11 太陽の着色
太陽を白色で描きこみます。
(大きさは画像を参考に)
太陽と海面反射はこのようになりました。
12 ヤシの木と半島
(下書き)
11のままでは奥行きが足りないので、
手前と海上にそれぞれヤシの木と
半島を描いていきます。
はじめに、
鉛筆でおおまかな下書きをしましょう。
(画像ではわかりやすいように
斜線で範囲を示しています)
13 ヤシの木と半島
(着色)
それぞれ紫色で着色していきます。
ヤシの木は細筆、半島は中筆も使い
画像のように塗りこみます。
⇩
14 ヤシの木と半島
(陰影)
光源から反対側に黒色で陰影を
入れていきましょう。
ヤシの木と根元の草はこのような感じに。
( ⇧ 陰影がわかりやすいように
コントラストを強調しました)
全体はこのようになります。
15 仕上げ(反射)
仕上げとして反射の 白色(ホワイト)
を描き入れていきます。
ヤシの木と根元、半島の水際へ
それぞれホワイトを塗りましょう。
(画像参照)
以上で南国の夕暮れが完成しました!
今回は南国のイメージでお題に
しましたが、夕暮れは万国共通の
壮大で美しい光景ですね。
また、お部屋に
夕暮れの絵画があると本当に癒される
と思います。