水彩画で使用する主な画材の紹介 画材の解説!
こんにちは、
画家のたくみです!
私が作品に使用している画材や、
初心者の方が始めやすい画材を
ご紹介したいと思います。
これから絵を始める方に
参考にしていただけたら嬉しいです。
【 画材 】
1 フィキサチーフ
ペンシルアート(鉛筆画、色鉛筆画)
の仕上げに使用する定着剤です。
作品に向けて30~40㎝ほど離し
噴射しますが、スプレータイプなので
火の気のない場所で換気に気を付けて
使いましょう。
2 マスキングインク
ホルベイン社のインクを使用しています。
林や森林の中の強調したい花や葉を
しっかり描きたい場合などに効率よく
色を乗せる作業に便利ですね。
個人的に、水彩画に新たな(?)技法が
登場したのかな、と思います。
3 刷毛(はけ)
主に空の着色や水張りで使用します。
水張りや彩色に使用する刷毛と、
なじませる乾いた刷毛の幅広2本が
あると便利ですね。
4 水彩用 筆
丸筆や平筆など種類がありますが、
丸筆でしたら細め、中太くらい、
平筆でしたら中太~幅広があると
重宝します。
必ずしも水彩用ではなく毛筆を
使用する方もいますし、ご自身に合う筆
を選んでいくのも楽しいですね。
(ナイロン筆は安価で使いやすい筆です)
5 鉛筆削り
下書きに鉛筆を使用するので必要な
鉛筆削りですが、鉛筆画や色鉛筆画など
ペンシルアートを使用する作品
にも併用できて便利です。
もちろん、
カッターで削る場合には必要ありません。
6 鉛筆
僕は三菱Uni のH、HB、3B、6Bを
主に使用しています。
また、
精密な描写にはシャープペンも
使用しています。
・鉛筆画では薄めの陰影に4Hが
一本あってもいいのかなと思います。
7 消しゴム
普通のプラスティック消しゴムと
ペン型の消しゴムを使用しています。
練り消しゴムも重宝します。
特にペン型の消しゴムは細かい線などを
消す時にとても便利ですね。
8 Gペン
漫画家さんが使用するGペンですが、
僕は細かいマスキングを描き入れる時に
ペン先を少し加工して使用しています。
【 絵の具類 】
1 透明水彩絵の具
画像がホルベインの
透明水彩絵の具です(12色)
透明水彩とは、
顔料とアラビアゴム(定着剤)を配合した
絵の具で、発色と透明度が高く重ね塗りを
する作品に向いている絵の具です。
水彩画の代名詞的な技法のにじみやぼかし
が繊細に表現でき、幅広い色彩の変化を
楽しむことができますね。
耐水性がないので完成後に手直しも
容易にできますが、額装しない
場合には保管場所に注意が必要です。
(湿気など)
僕は主に遠景や温もりのある題材を
描く時に使用しています。
(例・風景、人物、ペット、動物etc)
・・・※ 僕は12色だけを所有していて、
足りない色は混色を作って
使用しています。
2 アクリルガッシュ
画像がターナーの
アクリルガッシュです(24色)
アクリル絵の具とは、顔料とアクリル樹脂
を配合した絵の具で、さらにガッシュは
不透明水彩と呼ばれるマットな
仕上がりが特徴です。
色の伸びと発色に優れ、風景や人物、
そして人工物や動物など
いろいろな対象を表現でき、耐水性も
あるので紙以外でもプラスチックや木材、
ガラスや金属などにも定着が強く
用途は広い絵の具ですね。
3 ポスターカラー
画像がニッカーのポスターカラーです。
(18色)
アクリルガッシュのように下の色を
隠す特性があり、ムラのない質感が
ほしい部分に効果があります。
アニメーターで使用する方も多い
絵の具で発色がよく、水溶性で
手直しも比較的容易にできます。
アクリルガッシュ同様に、
色の伸びや発色に優れ、風景や人物、
そして人工物や動物などいろいろな
対象を表現できる便利な画材です。
最近は主にこちらを使用して
さまざまなイラストを
描くことが多いです。
・上記3種類の絵の具の
着色の比較を簡単に解説しました 。
4 色鉛筆
サンフォードの
色鉛筆 プリズマカラーです(48色)
(現・カリスマカラー)
油性の色鉛筆で
発色がよく柔らかい感触が印象的です。
重ね塗りも濁らず水彩絵の具のような
感覚で描くことができます。
水彩画の仕上げに加筆することも可能で、
絵の具とは違った細かい表現を
プラスすることができますね。
最近はカリスマカラーという商品名で
販売されています。
100色以上もバリエーションがあります
が、48色あればかなりの対象が描ける
と思うので十分かな、と思います。
(人物や動物、そして植物など
繊細な作品に向いています)
画材もこうして改めて一覧にすると
多い印象ですが、最初は必要な
絵の具や筆から始めていって、
そのつど必要となる画材を
徐々に増やしていく感じで
十分作品は仕上がっていきます。
極端なことを言えば鉛筆1本でも作品は
完成しますし、僕も最初は必要最低限な
画材で始めました。
また、
画用紙もいろいろな種類があります⇩
☆ 水彩画紙を確認したい方は こちら
例えば鉛筆画から始めてデッサンを身に
つけてから水彩に進むのもひとつの
プロセスですし、アート、特に絵に
関しては決まり事はなく、
絵画は年齢問わず自由に始められる
素晴らしい分野だと思います。
完成した作品はお部屋に飾ったり、
プリントして友人に絵手紙を
送ったり楽しく活用していきましょう!
ぜひサイト内のお題に気軽に取り組んで、
皆さんのイラストのスキルアップに
役立てていただけたら幸いです。
☆インスタへは色鉛筆画や水彩画、
鉛筆画も投稿しています。
よろしければこちらもご覧ください
インスタは こちら