(中級編)色鉛筆で果物をリアルに描こう!③‐りんご りんごの描き方を解説!
こんにちは、たくみです!
今回もメールでリクエストのあったお題の
解説をしていきたいと思います。
今回のお題は いちごとぶどう の
次にリクエストの多かったリンゴです♪
僕もリンゴが大好きで、冬になると
産直に行っては箱買い(笑)します。
やはりサクサクでジューシーな
品種が好きですね。
(※ 産直とは、産地から直送された農産物を
直売している施設・コーナーです)
今回のお題は冬に大人気の りんご の
描き方解説(中級編)となります!
・・中級編とは・・
⇩
までのフル解説ですが、中級編では
・・すでに完成したお題を、いくつかの
ポイントに分けながら解説していく
スタイル となります
― お願い ― ※ 掲載するすべてのイラストの無断使用・転載はご遠慮ください
【 準備するもの 】
【 準備するもの 】
画像にあるケント紙(B5~A4)
参考:ケント紙(A4)
色鉛筆(メーカーは自由です)
参考:プリズマカラー
下書き用の鉛筆、ペン型消しゴム、
そして定着剤(フィキサチーフ)も
あると保存に便利です。
☆ フィキサチーフ 使用方法
※ 作品の汚れ防止としてチラシやコピー
用紙などを手の下に敷いて描きます
それでは
準備のできた方から始めましょう!
【 解説の概要図 】
解説していきます!
A・B: 基本となる着色
画像 A は下側の一部を拡大していますが、
まずリンゴの皮全体に下地のベース
となる朱色を着色します。
この時、光沢の部分は塗り残すため、
概要図の画像を参考にしながら
丁寧に塗っていきましょう。
朱色のあとは赤色を重ね、厚みを出して
皮の質感を表現していきます。
そして画像 B のように皮の模様(一部)
にうっすらとオレンジ(橙)色を重ね、
黄色で仕上げます
⇩
C: 光沢の表現
光沢部分を拡大すると、画像のような
塗り残しがよくわかると思います。
特に変わった技術や技法もなく、
ただ塗り残すことで周囲の
着色が自然と光沢を強調していきます。
光沢範囲が広いので全体のバランスを
見ながらグラデーションを表現していく
のもコツのひとつですね。
細かい描き込みになりますが
じっくりと塗りこみましょう!
D: 果梗(かこう)周辺の着色
果梗(軸)は光沢部分を残しながら
ベースに黄土色を塗り、果梗自体の陰は
こげ茶色を濃い目に塗り、リンゴへ
伸びる影もこげ茶で着色します。
「陰 影」という言葉、
実は使い方にルールがあります
陰はその物(人)自体の陰、
影はその物(人)によってできる影(!)
少しまぎらわしいですが(汗)、
この講座ではそうした使い方で
解説しています
果梗周辺のくぼみの着色は、
A ですでに朱色でグラデーションされた
上から黄色を着色していくと
画像のような感じになります。
E: 全体の陰影(仕上げ)
陰ということで黒く塗るわけではなく、
また、
下の素材(テーブル)からの反射で
わずかにりんご自体も照らされている
感じも表現します。
反射の部分に気を付けながら
群青色(濃紺)で陰を着色していき、
光沢部分までの境い目は
オレンジ色を入れましょう。
テーブルに映る影はそのまま黒色で
表現しています。
(僕は今回3Bの鉛筆で仕上げました)
以上で写実的な りんご の完成です!
それではまた講座で
お会いしましょう~!